石川さゆりコンサート

平成18年2月4日
於:坂戸市文化会館

演歌のコンサートなんてそんなに混んでるもんじゃないか…と思いきや全然。

客席ほぼ全部埋まってましたよ。

演歌で客席埋められるなんてすごいですね、さすがです。



客層は場末のスナックにいるような 品の良さそうなお年寄りばかりで。

なーんか和やかで妙な雰囲気がただよっていました。

コンサート前にああいう空気を感じたのは初めてです。

平均年齢は60才くらいだったでしょうか。



なんとロビーで、石川さゆりグッズが売っているではないですか!

すかさず “根付け” “さゆりまんじゅう”を買いました。

石川さゆりグッズは公式サイトで通販もしてますよ。

さゆりさんの似顔絵キャラクターがなんともなゆい感じ。(正しい日本語ではありません)



ゆる〜い空気の中、座席で開演を待っていました。

やっぱ演歌だもんな。こんなもんだよな。

年寄り相手のステージじゃ、あまり期待できないかもな。

でも、どうやって聴いたらいいんだろ?

演歌のコンサートは初体験だし。

まさかこの人たちが立ったりしないよな。

手拍子とかすんのか?大向こうとか?

ま、どうせ地味なんだろうし…


と・こ・ろ・が (笑)



暗幕が上がると…

  石川さゆり 中央に逆光でバーン!!

    生バンド 左右にダーン!ダーン!

      照明転換 スポットズバーン!!




うわっ!すげっ…


ステージ上がとんでもないボルテージに。

イントロで鳥肌が立ち、または瞬きを忘れ。

ステージからすごい威圧感で妖気が放たれ、それにのって歌の情念が香ってくるような。



石川さゆりがステージに立っているのではなく

     ステージが石川さゆりに宛てがわれている



そう思わせる人です。

で、お約束の“天城越え”を演ってくれました。

私は曲の間じゅう、呼吸を忘れていたような気がします。

真っ赤のステージの中で、黒だか濃紺だかの着物でよろけながら…(中略)…歌い切り。

これだ、これを観たかったんだ。

10年前に衝撃を受けたアレを今目の前で観ている〜!



この曲、ここまでくると演歌の域を超えている。

何かに似ている…、何だろう。

千秋楽全勝横綱同士結びの一番〔隆の里−千代の富士〕とか。



あの表現クオリティはすごい。

職人的な表現力による、極限に達した何かが耐えきれずに吹き出されるような。

気持ちを込めて歌うってどういうことなのか。

若い人たちは見習うべきところがたくさんあると思う。

地味であっても努力を積み重ねることのすごさ。ここに集約されている。



コンサートプログラムです。(ネタバレ注意)

終わった後も余韻が続き、家に帰って来ても興奮覚めやらず反省会を。

曲を聴きながらああだった、こうだったと。



行って良かった。

演歌のコンサートだったし“生さゆり”以外のことは、正直あんまり期待していなかった。

コンサートに行くまでのワクワク感も…

それから客が年寄りばかりなので会場の期待感も、ほとんど感じなかった。

しかしステージ演出、さゆりさんとバックバンドのコンサートに対する思いが伝わってきた。

ファンのために一生懸命やってるんだというような気持ちが伝わってきて、とても良かった。



ただ1つ悪かったことが。




坂戸…遠かった。(都内でやって欲しい〜)




www.ryogawa.jp