![]() | ||
![]() | ||
![]()
図案師 |
2013年
2013年
2013年3月
息子の幼稚園の剣道大会があった。
俺が通っていた頃は系列幼稚園と合わせて3園合同で大会を行っていた。剣道大会は年少は基本形のみ、年中と年長は基本形と試合。俺は年少から年長までの全ての大会で優勝してきた。ある一度を除いて。
さて、今まで息子の剣道なんか見たこと無かった。厳しい礼儀の指導と大声が出せればそれで良いくらいにしか思っていない。だが勝負となれば話は別。優勝してこいと言って送り出した。
年少の部の予選リーグを勝ち上がった。周りを見てもまだまだ幼く、勝負とかそういう意識のある年少さんなんかいない。だが、決勝リーグで負けた。三位だった。負けた理由は明白。予選とは顔つきが違った。決勝までの間に年中さんの友達と駆けずり回って遊んでいて、そのふざけたテンションで決勝に挑んだからだ。
すべての試合が終わって、表彰式までの合間に俺の時に来た。本人は負けたという自覚が無くへらへらしてたとこを一言、「なんで負けたんだ…」と憤怒の表情で睨みつけた。それから表彰式まで泣きっぱなし。父親から認められず、“負けた”という現実を突きつけられたのが相当悔しかったのか、ずっと泣き叫んでいた。
帰り道、なんで俺があんなに怒ったのか理由を話した。予選はピシッとやってたのに、決勝はまじめにやっていなかったこと。それが理由で予選は全勝だったのに決勝は二人に負けたこと。勝つことと負けることの違いを教えた。勝負とは本気で挑むのが礼節で、すなわち自分の器量だというのをわかってもらいたい。勝負から逃げないで欲しい。
来年は一番大きなトロフィーをもらいたいと言っていた。もちろん家族で三位のお祝いをして、トロフィーと賞状は飾ってある。あいつ、今晩はどんな夢を見るのかな。自分の子供が勝負に挑むのは初めての経験だったし、息子も負ける悔しさを味わった初めての経験だった。
…優勝しなくて良かったかも。 2012年2月
14年間くらいかな。
一昨年に生まれ育った駒込に戻ってきて、今月は会社が渋谷に移転。 2012年1月
偶然知り合った木組みの匠が、わざわざこの神輿バカのために作ってくれた一人練習用の担ぎ棒。
まずは神棚へ。
| |
www.ryogawa.jp |